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ホンダT360公道復帰

ホンダT360公道復帰

ホンダスポーツ S360

このページは日記の中からS360の書き込みだけ集めた。
S360生存の話は「義経がジンギスカンになった」みたいな話だが、
まもなく結論が出ると思う?
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ホンダS360 [ カテゴリ未分類 ]
S360については日記に何度も書いた、日記を調べてもS360としてのタイトルが無いのには驚いた、数回書き込み予定。

ホンダ最初の4輪車を2座スポーツカーに決めたのは技術水準の高さをお客にイメージするものと、何よりも本田宗一郎の強いドリームであった。
企画の段階で「驚異の120km、軽四輪スポーツカー」と発表したので、後々苦労した。
この件は、左のT360説明欄に書いてある。

結局発売されなかったS360を排気量UPのS500とするのは問題がある。S500の雛型とは見れるが、どちらかと言うと、S360はT360に近い、ほとんど双子の兄弟。エンジンもフレームも同じ、スポーツカーのボディーかトラックのボディーかの違いである。中村良夫も著書でそう書いている。
S360の遺伝子はT360により近い、と、勝手に思ってます。

タイヤも同じ12インチ、ホンダではこの2台だけ、フレームを中央で絞り、エンジンをチョット前に出せばOK?

S360の車重は510kgになっている、T360より100Kg軽くS500より160Kgも軽いのは、もともと発売を前提としないショーモデルだからか?
中沖満はS360発売中止の原因は強度不足と書いている、これ以上重くすると予定の時速120kmが出なかった。
中村良夫は特振法(T360の説明に)が廃案になったので普通車に変更したと書いている、中村もS360はT360に引き継がれたので満足してたみたいだ。
まぁ~商売にはならなかったが、度肝を抜いたのは間違い無い。

長くなるので明日に・・・

第9回日本モーターショー(1962年)に出品された幻のホンダスポーツS360は、今も元気に走り回っているT360、そのものなんです。

Last updated 2004年06月06日 23時11分28秒

ホンダS360 その2 [ カテゴリ未分類 ]
S360は結局発売されなかった軽四スポーツカー。2台作られ、何時の間にか消滅、ホンダコレクション・ホールにも当然無い。部品については若干残ってるみたいだ。
(注)1号車はパイプフレームにFRP貼り、2号車完成後、3号車は鉄板貼りで作られた、アルミを多用したと書いてあるので、アルミ製かも。1号車はカウントされないみたいだ。

S500オーナーが愛車からS360をイメージするのは難しいのでは?全長で30cm短く、幅15cm、高さも10cm小さい。あの小さいS500からさらに小さいS360は想像できない。

S500はフレームは有るがセミモノコック、28箇所でフレームとボディを接合する。
S360はT360と同じ、梯子型のフレームにボディをボルト留めするだけ。
T360のボディーを外し、エンジンを少し前にやり、ドライブシャフトを延長すれば、まんまS360になる。タイヤ、ブレーキ、エンジン、キャブ、排気管、も同じ、サスペンションもダブルウイッシュボーンとT360と同じ(セッティングは違うはず)上にボディーをポン載せすればなんにでもなる。

私自身、T360をS360のつもりで運転している、S360はもう現存しない。つまり、本物は誰も知らないので・・・こんなもんでしょう、と、いえば誰からも異論がないはず?

T360はこんなに良く走るのに、なんでS360を販売しなかったのか、今となっては・・・
Last updated 2004年06月06日 23時16分17秒

HONDA S360 その3 [ カテゴリ未分類 ]
ノンキーさんの書き込みに有る、S360十数台説は「ホンダスポーツ」二玄社刊の68ページに詳しく書いてある。この本もS360の生産台数には苦労している、兎に角、噂が多いのと、S360は現存しているはずと思っている方が多いから。
実は、私も有ると思っている。マニアの方で、雑誌などには絶対出たくないと言う方は多い、この手のマニアが密かに持ってたりする、実体験としてビックリしたことも何度かあったからだ。

この本は今でも書店で入手できる。ISBN-4-544-09140-3
名岐オート所蔵の鮮明なS360の写真が出ている、この写真を見るとイタリア車のイメージに近い?

結局、現在もS360の生産台数は不明です。エンジンは7機作られている、ホンダの資料を解析すると10台生産されたらしいが、これとて推測でしかない。
では、他の本に出ている2台説は何処から来てるのか?書いてるかたは何れも著名な方だし?

S360は早い時点で販売しない事に決定していた、それでも発売するように発表したのは、全てT360発売の為だった。
スポーツカー並みの軽トラック・・・十分に度肝を抜いたはずだ。

S360=T360と書いたのも、以上の訳です。我田引水

追加・・先ほどメールを頂き、正確なS360生産台数が分かりました。意外な結果です。
明日、書きます。
Last updated 2004年02月24日 13時34分32秒

昨日、このHPを見られていたホンダ・ツインカムクラブ事務局スタッフさんからメールを頂いた。感謝・

S360生産台数については、以前、ツインカムクラブの懇親会に当時の担当者が招かれてS360の解説が有った、話の中に「S360はFRPで2台製作し、2台とも自分の手で壊し、廃棄した。1部パーツは持ち帰り、雑誌などに出ているS360パーツはこの時のものである」
でもって、生産台数は2台だけ、意外だったのは3号車が無かったことだ。市販にあたり金属ボディーの試作車は必須なのでFRPだけなら、T360販売の宣伝用として2台製作されたと思う。

S360製作台数の噂は数多く、特に、多くの人を惑わしたのは「私は乗った事がある」や「だれそれさんは密かに隠し持っている」等の又聞きにある。
このようなS360の噂は、雑誌や本にS360開発の途中にT360が出来、そしてS500として販売したと書いてあるからだ。
S500の試作車なら数十台製作されテストされてたと思うのが当然。

T360の設計者、中村良夫はT360の設計、開発、テストは全てに置いて最優先されたと著書で書いている。つまりS360とはホンダ最初の4輪車T360の開発途中で、T360の車体を利用して2台作られたと考えれば、ホンダに残っている十数台の生産記録はSでは無く、T360の生産記録とすれば納得できる?
(T360オーナーのムチャクチャな我田引水ですな~)

当時の開発者たちもS開発のエピソードは雑誌等で話しやすいが、軽トラについては質問もされないので記憶から遠くなっていたのでは?

私は、もう1台生産されていたのでは、と思っている。
長くなるので明日に続く。

Last updated 2004年02月25日 17時42分51秒

ホンダS360 その5 [ カテゴリ未分類 ]
S360の製作はFRPで2台のみ。これはホンダの公式発表と思って間違い無い。
2台は少ないと思ったが、意外とそんなもんでしょう・・・

しかし、複数の本に100万人の来場者があった第9回モ-ターショーに出品したS360は鋼板ホディーと書いてあった。会場には世界中のメーカー、メディアが集まるのに、発売を噂されたS360がFRP製ではカッコが悪い。
「ホンダスポーツ」ネコパブリシング刊(ISBN4873660106)82ページに当時の関係者7名による座談会が載っている。これにはS360はモーターショーに合わせて鋼板ボディを突貫作業で完成させたと書いてある。
当時の思い出話も載っているので間違い無い、何より、S360製作から15年後の記録なので記憶も正確だと思う。

1964年に狭山工場ができるまでは、鈴鹿と浜松のバイク工場の片隅で細々とクルマを製造していた。各工場間の連絡は上手く行っていたのか?
FRP製2台は和光?の造型室で製作されたS360の数かもしれない?

どちらにしろ、S360はこれ以上分かりません。
私としては、何時かオールドタイマーやノスタルジックヒーローに突然現れそうな気がする。
Last updated 2004年02月26日 14時27分10秒

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ホンダS360生存説 [ T360歴史 ]
フレンチトースト・ピクニックにゲストとしてお越しいただいた、
スーパーCG伊東編集長と控え室でご挨拶したさい、T360とC100の載った名刺をお渡しした。

「なんでT360なんですか?」 乗ってます。
「一度乗った事ありますが・・・凄いですな~」騒音は凄いです、
と言ったら笑っていた・・・
T360で凄いと言ったらまず騒音の事。エンジンの上に腰掛けているので物凄いものがある、ただし80km前後だと騒音は後ろに逃げるので、素晴らしいサウンドになる?

「S360どこかにありませんか?」 と聞かれた。
伊東編集長も長くS360を探しているらしい。「ツインカムクラブ総会に招かれた、当時の担当者は2台しか製作していない」と話しているので、
S360生存説は「義経がジンギスカンになった」様な話らしいと、答えた。

CG別冊ホンダ・スポーツにはS360の調査記事が出ている。
この記事は本田技研某所にある、山のような未整理の書類調査によって書かれている、伊東編集長もダンボールの山の発掘調査に参加していたそうだ。
S360の生産台数は伝票でも当時の関係者の聞き取りでも十数台生産されていたみたいである。

だとすれば、数台は生存している可能性が高い。実際、所有者の噂を調査した事もあったそうだ。
S360所有者とコンタクトが取れたことも有ったが、実物は今だ確認されてないそうだ。

S360は本当に有るのか?もし実在するとしたら、そろそろ出そうだ。
これは、所有者が高齢化しているから、
出そうで出ないのは・・オバケとS360かな。

Last updated 2004年05月24日 21時55分20秒

ホンダS360生存説 その2 [ T360歴史 ]
S360については以前にも書いた、
過去のホンダS360の日記。
あの時点では、S360生存説は「義経がジンギスカンになった」見たいな話だと、S360を製造して自分で解体廃棄した担当者が語っているので、
?ではあるが納得していた。

しかし、スーパーCG伊東編集長はウン十年も探している。
専門家さんが探しているのではヨタ話とも思えない、何より、ホンダ社員でさえ許可無く入室できない資料室で(企業秘密)古い伝票や各種書類を見ている、何よりも自動車技術史の専門家・・・
俄然、信憑性が湧いてきた。

では、誰が持っているか?
推測すれば第一は元ホンダ社員、これは絶対出せない。当時捨てる予定の車でも横領罪になる(時効?)
第二は出入りの廃棄物業者、契約通り捨てないで横流しした、これも出せない。
第三として、風説に・・S500予約者にS360を試乗させる為にディラー(販売店)にS360を貸し出したが、数台が行方不明になった・・・もっともらしい話ほど本命かも?
(何れの場合もホンダが返せと言えば法律的に返さないといけない?)

私は1台ぐらいは残っていると思う、伊東編集長の話では、S360は作っては壊し、絶えず改良して試作車として出来たらしいので、何台作ったかはハッキリしないらし。当時の関係者に聞いても、よく分からないのが実際だそうだ。

ノンキーさんが言うようにウン十年後、新車同然のS360がオールドタイマーやノスヒロに出てくるかも、CGが一番可能性が高そうだ。

Last updated 2004年05月25日 17時54分43秒

ホンダS360生存説 その3 [ T360歴史 ]
伊東編集長とチョット喋った事から、ここまで日記を引き伸ばした。
「S360・・何処かに有りませんか?」の質問は意外だった。
なぜかと言うと、S360生存説はただの噂、風説にすぎず、S乗りさんとS360の話をしたことはなく、過去一度もS360の話を聞いたことも、聞かれたことも無かったから。

それが、スーパーCG編集長が探しているぐらいなら、本当にありそうだ。
出てこないのは、S360オーナーさんは真っ当?な手段で入手したのではないので、出したくても出せないのかも。

どちらにしろ、生存してるなら、ウン十年とは言わず数年で出てきそうだ。

Last updated 2004年05月26日 18時40分24秒

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最近の雑誌では少なくなったが「販売されなかったS360をディチューンして
T360が出来た」と書いてある。

「T360の研究開発と販売は全てに優先された」また「T360の販促用として
2台のS360を造りスポーツカーと同じトラックとして宣伝した」
とも書いてあるので、今となっては、どちらが本当なのか?
どちらの説も正解なのだと思う。

S360の何処をディチューンしたのか?
私は圧縮圧力だと思う、実際、AKは8.5kg、ASはS5~800まで11.5kgなので(違ったかな?)
ずい分と違う、常識的にスポーツカーとセダンなら分かるが、
スポーツカーと軽トラでは両極端になる、
同じエンジンを積むなら、かなりのディチューンが必要になる。

2005-08-08 17:49:48
S800のエンジンヘッド、綺麗な半球型、AKは圧縮を下げる為か、天井が低い
講習会で燃焼室天井を見比べたらAKは台形で低いので、これで圧縮を下げてるのかと思ったら、全く逆で、天井が低い分圧縮が高くなってしまう?

T360のピストンサイズは49mm、S800は60mmなので11mmしか大きくない、
結局、ストロークの差なので、T360の場合天井を下げてもまだ余裕がある。

T360のクランクケースに無理無理、倍以上のピストンを入れるには横幅は限界があるのでストロークで排気量を稼ぐしかない。
見比べてたら、T360はゆとりの設計、通常の使用なら壊れない、
丈夫なエンジンのはずだ。







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